期末たな卸高について

決算のたびに面倒臭いと感じる実地棚卸。

ですが正しく実施しなければ税務調査で指摘されます。

今回は期末棚卸を実施する際の注意点をまとめてみました。

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1、集計の基となった資料もきちんと保管しておく。

これはエクセル等の計算ソフトで集計しているから、その集計前の資料は必要ないと捨ててしまう方がいますが、そういった資料もきちんと保管しておきましょうということです。税務調査で期末在庫について質問があった際にそのエクセル資料を提出すると、必ずその集計の基となった資料ははありますかと尋ねられます。これはエクセルデータでは、実際に棚卸しているかどうかわからないからです。適当に作成されたと疑われないように実際に棚卸した際のメモ等の資料はきちんと保管しておきましょう。

2、仕入単価がきちんと反映されているか

任意で評価方法を選択していない場合は、最終仕入原価法が法定の評価方法となります。

事業年度内に仕入れた商品等が期末在庫になっている場合、その評価単価は最終仕入の単価に基づいて評価されているかを確認してください。税務調査においては基本的に直近の3事業年度が調査対象となるのでその期間中の在庫表は全てチェックの対象となります。提出した在庫表が3期とも評価単価が同じだと一発でわかります。ですので単価は確実にチェックしましょう。

3、預け在庫。未着品もきちんと集計しているか

委託先などに商品在庫を保管しているケースや仕入計上した商品が期末現在で未着の場合もあります。

期末時点での在庫がどれだけあるかきちんと把握しましょう。自社で保管していない在庫は漏れやすい項目の一つですが、税務調査においては預け在庫や未着品の有無も検討されます。

また、内部牽制等の観点から言うと、可能であれば在庫の受け払いは常にしておくべきです。これは、商品在庫を常に把握しておくことで、商品の盗難等があった場合に早期に把握をするためです。期末に在庫をチェックするだけでは、期末時点での在庫は把握できても、盗難等があった場合の早期把握が困難となります。

最後に在庫表を調整することによる在庫の除外や単価の圧縮等は絶対にやめましょう。これは社内で簡単に調整が可能ですが、重加算税の対象となります。

また、在庫の除外をきっかけに他の不正行為にまで手を出してしまうケースもあります。

在庫は税務調査ではよく指摘される項目ですので、不安になった方は一度、顧問税理士にアドバイスをもらうなどしてみると良いと思います。

 

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